4. ネックライン(支持・抵抗ライン)を極める 引き方の実例とコツ

FX入門

はじめに:ラインを引くだけでチャートの見え方が変わる!

FXを始めたばかりの人がまずつまずくのが、「チャートの見方がわからない」という悩み。
ローソク足や波の形が難しく見えても、実はたった1本の線を引くだけで、
相場の動きがグッと見やすくなるんです。

その線こそが「支持ライン(サポートライン)」や「抵抗ライン(レジスタンスライン)」。
そして、それらの延長線上にある「ネックライン」です。

この記事では、「どこに、どうやって線を引けばいいの?」という疑問に、
実例を交えながら、わかりやすく説明します。


まず覚えたい基本:ラインを引く目的とは?

ラインを引く目的は、「相場の流れを可視化すること」。

トレーダーの多くは、過去に価格が止まった場所を見て
「次もここで止まるかも」と考えます。
つまり、過去の価格の“足跡”を線でつなぐのが、ライン分析の基本なんです。

サポートラインは“買いが入りやすい場所”、
レジスタンスラインは“売りが出やすい場所”。

この2つを見つけることで、
「今は上がりやすい流れなのか、それとも下がりやすい流れなのか」が
ひと目で分かるようになります。


実例チャートで見る:ラインの引き方ステップ

たとえば、下のような上昇トレンドのチャートをイメージしてください。

📈 価格が
①100円 → ②105円 → ③102円 → ④108円
と波を描いて上がっている場合、次のように線を引きます。

1️⃣ サポートライン(下の支え)
 → 谷の部分(②→③)を結びます。これが下の支えになる線。

2️⃣ レジスタンスライン(上の壁)
 → 高値(②と④)を結びます。上昇の限界を示す線です。

3️⃣ ネックライン
 → トレンドの中で「ここを抜けたら流れが変わる」と思えるライン。
  たとえば③の谷を下に抜けたら、上昇が終わるサインになります。

たったこれだけで、「どこで買うか」「どこで様子を見るか」が
だいぶ分かりやすくなるはずです。


コツ①:ヒゲを無視しすぎない

ラインを引くときにありがちなミスが「ヒゲを無視しすぎること」。

ローソク足の“ヒゲ”は、一瞬の値動きですが、
実際にそこで売買された証拠でもあります。

もし、ヒゲが何度も同じ価格で止まっているなら、
その部分もちゃんと意識されているということ。

なので、
「終値だけ」ではなく、「ヒゲも含めて止まりやすいゾーン」として
少し幅をもたせてラインを引くのがポイントです。


コツ②:ラインは「ゾーン」として見る

初心者がよくやるのが、
“1本のピッタリした線”を引いて「ここがサポート!」と決めつけてしまうこと。

でも実際の相場では、
そのラインから少し上下にズレて反発したり、
一瞬割り込んでから戻ることもよくあります。

だからこそ、
「このあたりが止まりやすいエリア(ゾーン)」というイメージで
帯状のラインとして捉えると失敗しにくいです。


コツ③:上位時間足から下位へ

もう一つ大事なのが「時間軸」。

1分足や5分足など、短い時間軸だけ見ていると、
小さな上下に振り回されやすくなります。

まずは4時間足や日足などの“大きな流れ”を見て、
その上で小さい足に切り替えると、
本当に意識されているラインが見えてきます。

上位時間足で引いたラインは、
多くのトレーダーが見ている“強いライン”です。


📊 実例チャートで解説:王道のライン引き

👆 実例イメージ:
・上昇チャート(MT4風)
・青い線=サポートライン
・赤い線=レジスタンスライン
・中央に破線=ネックライン
・矢印で「反発」や「ブレイク」のタイミングを表示

こうしたチャートを見ながら、「どこで止まりやすいか」を確認する練習をすると、
チャートの見方が一気に変わります。

最初のうちは、完璧に引けなくてもOK。
とにかく「何度も止まった場所に線を引く」ことを繰り返すのが大事です。


まとめ:ライン引きは「相場の地図づくり」

FXチャートは、ただの数字の集まりではありません。
人の心理が集まってできた“動く地図”です。

ラインを引くことは、その地図に道しるべを描く作業

  • どこで反発しやすいか(支持)
  • どこで止まりやすいか(抵抗)
  • どこで流れが変わるか(ネックライン)

この3つを見極めることができれば、
トレンドを読む力がぐんぐん上がります。

「なんとなく見ていたチャート」が、
急に“意味のある波”に見えてくるはずです。

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