はじめに:なぜ“ライン”が大事なの?
FXチャートを見ていると、「ここで何度も止まってるな…」というポイントがありますよね。
実はその“止まる場所”こそが、トレーダーたちが重視する ライン(線) なんです。
このラインには大きく2種類あります。
それが「支持ライン(サポートライン)」と「抵抗ライン(レジスタンスライン)」。
簡単に言うと、
- 支持ライン(サポート):価格が下がってきても止まりやすい“下の壁”
- 抵抗ライン(レジスタンス):価格が上がっても跳ね返されやすい“上の天井”
そして、これらが組み合わさった「ネックライン」という重要なポイントが、
トレンドの転換を判断するカギになります。
支持ライン(サポートライン)とは
まずはサポートラインから。
たとえば、価格が100円あたりで何度も止まって上がるような場面があります。
この「何度も反発して上がる」場所こそがサポートラインです。
ここでは「買いたい」と思う人が多くなるため、価格が下がりづらくなります。
つまり、サポートラインは“買いの防波堤”のようなもの。
チャートを見て、
「過去に何度も止まった価格帯」を探すだけでも、
自然とサポートラインを引けるようになります。
抵抗ライン(レジスタンスライン)とは
反対に、価格が何度も上がって止まる場所があります。
ここがレジスタンスライン。
ここでは「もう高いから売りたい」と考える人が多くなり、
価格が上がりにくくなります。
つまり、レジスタンスラインは“売りの天井”です。
上昇トレンドの途中でこのラインを抜けると、
「お、勢いが強いぞ!」というブレイクアウト(突破)サインになります。
ネックラインとは:トレンド転換のサイン線
「ネックライン」とは、トレンドが変わるかどうかを見極めるときの基準線です。
例えば、
1️⃣ 価格が上がって(山を作り)
2️⃣ 少し下がって(谷を作り)
3️⃣ 再び上がるけど前の高値を超えられない
このとき、谷の底を結んだ線 が「ネックライン」になります。
ここを下に抜けると「上昇トレンドが終わって、下落トレンドに変わるかも」というサインです。
反対に、下落トレンド中にネックラインを上に抜けると、
「下落が止まって上昇に変わるかも」という転換の兆しになります。
ネックラインは、
トレンド転換の“境目”を教えてくれる重要なラインなんです。
📊 実例チャートで解説
実際のチャートを見てみましょう。
- 左側では、価格が何度も100円で反発 → 支持ライン
- 上では105円付近で止まる → 抵抗ライン
- その間で動くうちに、次第に上昇の勢いが止まり、
山を2回作ったあとに谷を下抜けた → ネックライン割れ(トレンド転換)
この動きが確認できると、「そろそろ流れが変わるかも」と判断できます。
初心者のうちは、まず 「価格が止まる場所」を探す練習 から始めましょう。
そこにラインを引くことが、トレンドを読む第一歩です。
ライン分析のコツ:誰もが見ている線を重視する
ラインを引くときのコツはシンプルです。
「自分だけが見つけた線」ではなく、みんなが気づく線 を重視すること。
多くのトレーダーが同じ場所で意識していれば、
その分ラインの効力も強くなります。
たとえば、1時間足や4時間足など、
より大きな時間足のラインほど信頼性が高い と言われています。
まとめ:ラインは“相場の心理”を映す鏡
サポートラインやレジスタンスライン、ネックライン。
これらは単なる「線」ではなく、トレーダーの心理の集まり です。
・サポートでは「ここから上がるかも」
・レジスタンスでは「ここで売ろう」
・ネックラインでは「流れが変わるかも」
こうした心理が、価格の動きに反映されていきます。
FXのチャート分析は難しそうに見えても、
「どこで止まりやすいか」「どこで流れが変わりやすいか」
──その視点を持つだけで、一気に見える世界が変わります。


コメント