FXで長く生き残るためにいちばん大事なのが、「資金を守ること」。
どれだけうまくエントリーできても、リスクの取りすぎで資金を溶かしてしまえば意味がありません。
今回は、「最大許容ドローダウン(=どこまで負けを許せるか)」と「1回の取引でのリスク割合」について、初心者でもわかるように解説します。
ドローダウンってなに?
ドローダウンとは、あなたの資金がどれだけ減ったかを表す言葉です。
たとえば10万円スタートで8万円になったら、2万円(20%)のドローダウン。
この「どこまで減っても平常心で続けられるか」というラインが、最大許容ドローダウンです。
初心者のうちは、10〜20%以内を目安にしておくと安心です。
つまり、10万円なら「2万円までの損失は許容範囲」と決めておく感じです。
なぜドローダウンを決めるの?
FXでは、勝率100%はありえません。
連敗が続くこともあります。
そんな時に、「あと少しで取り返せるかも」と熱くなってロットを上げてしまうと、あっという間に資金が吹き飛びます。
だからこそ、「どこまで負けたら一度立ち止まるか」を最初に決めておくのが大事なんです。
それが「最大許容ドローダウン」の役割。
このルールがあるだけで、感情的なトレードを防げます。
1回あたりのリスク割合を決めよう
ドローダウンを小さく抑えるためには、1回の取引にかけるリスクを小さくする必要があります。
おすすめは「口座資金の1〜2%以内」です。
たとえば10万円口座なら、1回の損失を1,000〜2,000円以内に抑える設定。
これなら、たとえ10連敗しても口座資金の8割以上は残ります。
逆に、1回で5%(5,000円)以上リスクを取ると、数回の負けで一気に資金が減り、メンタルも崩れやすくなります。
実際の取引ステップ
- 口座資金を確認する
まず、今の資金を明確にします(例:10万円)。 - 1回のリスクを決める
資金の1〜2%(1,000〜2,000円)を損失の上限にします。 - 損切り幅からロットを計算する
たとえば損切り幅が20pipsなら、1pipsあたりの損失を50〜100円に抑えるようにロットを設定します。 - 最大許容ドローダウンを設定する
資金の20%(=2万円)に達したら、トレードを一旦ストップ。
振り返り期間に入りましょう。
実例チャートで解説
イメージしやすいように、2人のトレーダーを例に見てみましょう。
- Aさん:リスク1%ルールを守るタイプ
1回の損切りは1,000円。10連敗しても−1万円(残り9万円)。冷静に分析を続けられます。 - Bさん:感覚でロットを上げるタイプ
1回で5,000円の損失。4連敗で−2万円(残り8万円)。焦ってさらにロットを上げ、さらに損失…。

同じ勝率でも、リスク管理が違うだけで結果は大きく変わります。
Aさんは「生き残るトレード」、Bさんは「ギャンブル的トレード」。
この差こそが、資金を守れるかどうかの分かれ道です。
心構えとまとめ
FXは「増やすこと」より「減らさないこと」が先。
ドローダウンを小さく抑えることが、最終的に利益を積み上げる近道です。
リスクをコントロールできれば、メンタルも安定し、正しい判断ができるようになります。
小さな損失は「必要経費」と考え、焦らず長く続けましょう。
最強の武器は「資金管理」そのものです。


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