「エントリーはうまくいったのに、結局利益を伸ばせず終わった…」
「あと少し我慢していればもっと取れたのに!」
そんな経験、FXを始めた人なら一度はあると思います。
でも実は、こうした“結果への後悔”はトレードを上達させるための大きなヒントです。今回は、**実際のトレードを振り返ることで見えてくる「決済戦略のコツ」**を解説していきます。
なぜ振り返りが大事なのか
FXでは「勝つこと」よりも、「どう負けたか」「どう勝ったか」を冷静に見直すことが成長の近道です。
エントリーの精度を上げるよりも、“決済の判断”を磨くことが利益を安定させる鍵になります。
たとえば、同じエントリーをしても、
- 早く利確しすぎた人
- もう少し粘って大きく取れた人
- 損切りが遅れてマイナスになった人
この3人では結果が全然違います。
その違いを「振り返り」で明確にしていくことが大切なんです。
実例チャートで解説:どこで決済すべきだった?
ここでは、実際の上昇トレンドを例にして考えてみましょう。
チャートには3つのポイントがありました。
① エントリー位置:上昇トレンドの押し目(小さく下がったところ)
② 利確候補①(短期目線):直近高値に近い位置
③ 利確候補②(中期目線):次の大きな節目(抵抗ライン付近)
④ 損切り位置:前の安値の少し下
この中で、エントリー後に一度値が戻り、③まで上昇して利益が伸びたあと、反落して②あたりまで戻る動きになりました。
ここで多くの人が悩むのが、「どこで決済するか」です。
トレードを振り返ると、次のようなタイプに分かれます。
- Aさん:②で早めに利益を確定 → 安全だが利益は小さめ
- Bさん:③まで伸ばしてから利確 → トレンドをしっかり取れた
- Cさん:反落に耐えきれず利確できず → 結果的にトントン
このように、決済ルールがあいまいだと感情で判断してしまうことが多いんです。
振り返りのポイントは「数字で見る」
感覚ではなく、「数字」で振り返ることが重要です。
たとえば、以下のようなメモをつけておくといいでしょう。
- どのタイミングでエントリーしたか
- どのくらいの値幅で利確したか
- 損切りは何pips(値幅)だったか
- 結果、リスクリワード比(利益÷損失)はどうだったか
この“データ化”を続けることで、自分に合ったトレード傾向が見えてきます。
「自分は早利確タイプだな」「負けを引っ張る癖があるな」といった分析ができるようになるんです。
感情をなくす“ルール化”のすすめ
トレードの振り返りで大事なのは、「次にどうするかを決める」こと。
たとえば、
- 利益が〇pips乗ったら半分利確
- 残りはトレイリングストップ(自動で損切りラインを動かす)で保有
- 反対方向に〇pips動いたら潔く損切り
こうした**「マイルール」を明確に決めること**が、感情に流されないトレードへの第一歩です。
📊 実例チャートで確認してみよう
下の図では、3つのパターン(早利確・引っ張り・トレイリング)を比較したチャートを用意しています。
それぞれに「損切りライン」「利確ライン」が引かれ、どのポイントで結果が分かれたかを見える化しています。
これを見ながら、自分のトレードと照らし合わせてみてください。
「ここで我慢できていれば」「ここで決済していれば」など、次に活かせる学びがたくさん出てきます。
まとめ
トレードの振り返りは、失敗を責めるためではなく、次のトレードをより良くするための練習です。
最初はうまくいかなくても、「なぜそうなったか」を記録していけば、少しずつ安定した判断ができるようになります。
焦らず、コツコツ“自分専用の決済ルール”を育てていきましょう。


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