4. ネックライン(支持・抵抗ライン)を極める 罠(フェイクブレイク)と回避策

FX入門

FXをやっていると誰もが一度は経験するのが「フェイクブレイク(だまし)」です。
「ラインを抜けた!ブレイクだ!」と思ってエントリーしたら、
数分後に急反転して損切り…。そんな“罠”にハマった経験、ありませんか?

この記事では、ネックライン(支持・抵抗ライン)を使ったトレードでよく起きる“フェイクブレイク”の正体と、初心者でもできる回避策をわかりやすく解説します。


フェイクブレイクとは?

まず、「フェイクブレイク」とは、
ラインを抜けたように見えて、すぐ元に戻る動きのことです。

たとえば、上昇トレンドの中で「サポートライン(支え)」を一瞬割ったのに、
その後すぐに反発して上昇を再開するケース。

チャート上では明らかに「下に抜けたように見える」ので、
多くの人が売りポジションを持ちます。
でも、実はそれが仕掛けの合図で、大口トレーダーが**“逆を突いて買ってくる”**パターンなんです。


なぜフェイクブレイクが起きるの?

理由はシンプルです。
市場には「だまし」で利益を取るプレイヤー」がいるから

大口や機関投資家は、個人トレーダーの損切りを誘うために、
わざとラインを“少しだけ”抜ける動きを作ります。

多くの初心者がラインを信じて「抜けた!」と反応するそのタイミングで、
彼らは逆方向にポジションを取る──つまり、「狩り」が始まるのです。


よくあるフェイクブレイクのパターン

実際のチャートで見られる典型的なパターンを紹介します。

  1. ローソク足の“ひげ”だけ抜ける
     → 実体では抜けておらず、一瞬だけラインを割るような動き。
     この場合、次の足で反発することが多いです。
  2. ブレイク直後に勢いが止まる
     → 抜けたのにローソク足が伸びない。
     出来高(ボリューム)が小さい場合も多く、だましの可能性大。
  3. 重要な時間帯での急な動き
     → 経済指標発表や欧州時間の切り替わりなどで、
     一時的なノイズ(上下のブレ)として出ることがあります。

フェイクブレイクを見抜く3つのコツ

ローソク足の「確定」を待つ
 ラインを抜けた瞬間に飛びつかないで、
 1本分のローソク足が確定するまで待つこと。
 フェイクはたいてい“確定前”に発生します。

抜けたあとに“戻し”があるか確認
 ラインを抜けたあと、価格が再びラインまで戻ってきて、
 今度はそこで反発するなら“本物のブレイク”の可能性が高いです。

複数の根拠を合わせる
 ネックラインだけでなく、移動平均線・フィボナッチ・トレンド方向なども確認しましょう。
 ブレイク方向と全体の流れが一致しているなら信頼度アップです。


📊 実例チャートで解説

(実例チャートでは、白背景のMT4風チャートに青いサポートラインを描き、
下方向に赤い矢印=ブレイク、
その後反発する緑矢印=フェイクブレイクを表示します。)

このようなチャートでよくあるのが、
一瞬ラインを下抜けたあと、すぐに反発して上昇するパターン。
実際には、下のストップロス(損切り)を巻き込んで上昇する“逆仕掛け”です。


フェイクに負けない「回避策」まとめ

  1. ライン抜けでエントリーしない(必ず確定を待つ)
  2. 複数根拠を組み合わせる(ネックライン+MA+トレンド)
  3. 損切りを浅くしすぎない(少し余裕を持たせる)

特に初心者のうちは、「確実に抜けた」と感じたポイントで入るのではなく、
**“戻ってきたときに反発を確認してから入る”**のが安全です。

フェイクブレイクは見抜けないこともありますが、
焦らずに「待つ」姿勢を持つだけで、かなりの回避率を上げられます。


まとめ

ネックラインを使ったトレードはシンプルですが、
フェイクブレイク(だまし)を避けられるかどうかが勝敗を分けるポイントです。

ラインを抜けた瞬間に飛びつくのではなく、
「確定を待つ」「根拠を重ねる」「冷静に判断する」──
この3つを意識するだけで、トレードの質は格段に上がります。

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